ひみつのアッコちゃん

アニメ『ひみつのアッコちゃん』の感想です。



文章を書くモチベーションは低下中ですが、その代わりにアニメを観るモチベーションは上昇中です。
下半期になってあまり観られなかった分、今になって俄然燃えてきました。
印象的な作品があれば、どんどん感想を書いていきたいですね。
とりあえず毎週更新できたらいいなあと思います。


ひみつのアッコちゃん』(1969)
評価 : ☆☆☆☆☆
赤塚不二夫の漫画が原作のテレビアニメ。
日本初の魔女っ子アニメ『魔法使いサリー』に続いて世に送り出された、東映動画の魔女っ子アニメ第2作です。
好評を博して、視聴率は『サリー』よりもアップし、何度もアニメ・ドラマ化され、魔女っ子アニメの中でも特に一般人気が高い作品となりました。
結果として、偉大な『サリー』の後釜として、十分すぎるほどの役目を果たした作品ではないでしょうか。
同じ魔女っ子アニメでも、主人公が先天的な魔法使いの『サリー』とは異なり、本作では普通の女の子が後天的に魔法の力を身に付けるという明確な違いがあります。
何でも望むものに変身できる魔法のコンパクト、「テクマクマヤコン」という思わず口に出したくなる呪文など、女の子の変身願望を刺激する内容に加えて、グッズ販売も視野に入れており、上手いアイデアだなと感心します。
本作の普通の女の子が魔法の力で変身するというスタイルは、その後の魔法少女アニメの一つのスタンダードになります。
80年代の『ぴえろ魔法少女』シリーズもこのスタイルを踏襲してますし、時代が進めば『セーラームーン』『プリキュア』などの戦う魔法少女にも繋がっていきますね。
現在までに至る魔法少女アニメを大別すれば、『サリー』タイプと『アッコ』タイプの2つに分類でき、『サリー』と異なる分水嶺となる作品として、前作にも負けない功績を残しました。
作風は『サリー』同様にバラエティに富んでおり、ギャグからシリアス、人情話もあればホラーやサスペンスもあり、全94話を飽きずに楽しめました。
主人公のアッコちゃんは、見た目も性格造形も可愛くて、おてんばっぷりも魅力的でした。
アッコちゃんやアッコちゃんのママなど、一部のキャラのみは美形寄りで、他のキャラは赤塚不二夫作品らしく非常にコミカルで癖の強いキャラが揃っていて、賑やかな雰囲気が楽しかったですね。
少女漫画原作ですが、この頃の少女漫画はまだそれほど分化が進んでいない感覚で、少年漫画と少女漫画の中間的であり、その分男女問わず楽しめる印象が強いです。
人物の動きも面白く、型にハマってしまった今のアニメを観るよりも、却って新鮮な気持ちで楽しめます。
総合では『サリー』のほうを高く評価しますが、魔女っ子アニメとしての功績・面白さは、本作も決して負けてないと思いますね。
また、本作は計3回に渡ってテレビアニメ化されており、1988年には第2作が放送されています。
80年代には、他にも60年代アニメのリメイクがいくつか作られていますね。
個人的には第1作のアニメで満足すると、第2作はそれほど観なくてもいいやとなるパターンが多いですが、本作の第2作に関しては、絵柄が可愛くて声優陣も好きなので、また機会があれば観てみたいですね。
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