2021.2.20 アニメ鑑賞録

2月のアニメ鑑賞録です。


《はじめに》

約1ヶ月ブログを休んでてすみません。
ひとまず皆さんにお伝えしたいのは、今の私にはブログを続けようという確かな意思があるということです。
とりあえず月1回は更新できるようにしたいとは思いますが、今月は更新できたけど、来月以降どうなるかは分かりませんが、とにかく続けていくことだけは約束します。


いろいろ考えたのですが、ここで諦めちゃあ、それこそオケラの水渡り。
既にこのブログは私の血肉となり、切っても切れない関係になってしまいました。
最早、ただ楽しかっただけの元の世界には戻れない。
昨年覚悟は出来ていたつもりでも、私自身どこかぬるま湯に浸かっていたようです。
こうなれば、もう本当に覚悟を決めるしかない。
どこまでやれるかは分からないけど、やれるとこまでやってやろうじゃないか。


何が無くとも、この世の娯楽を誰よりも享受したいという気持ち、それだけは誰にも負けたくありません。
私が立ち止まっている間に、他の人はどんどん先に行ってしまう。
そう考えると、休もうという気など起こりません。
知識欲に休息などあってたまるか。


何もしないでマトモなまま誰かの後塵を拝するくらいなら、ひたすら走り続けて狂ってイカれたほうがマシです。
進むも地獄、戻るも地獄、ならば自ら望んで地獄に突き進んでやろうじゃないか。
このブログがこれからどうなっていくのか、先のことは分からないですが、今はただ、この胸に宿る欲望を糧にして、命尽きるまで走り続けてやりましょう。



《アニメ鑑賞録》

アルプスの少女ハイジ』(1974)
評価 : ☆☆☆☆
世界名作劇場」の前身である「カルピスまんが劇場」の第6作。
久しぶりの再鑑賞ですが、第1話のハイジが山を駆け回る場面から妙に感動してしまいました。
子供が元気に走る姿には、人間の生の躍動があり、我が琴線を打つのでしょう。
アルムが舞台の序盤の開放感に比べると、フランクフルトが舞台の中盤は閉塞感があり、凄く面白いとは言えないかもしれないですが、終盤の感動的な展開への布石としてじっくり楽しみましょう。
自然と人間との在り方、家族の問題など、高畑勲宮崎駿の両名の源流も感じられ興味深いです。
良いものはいつ観ても良い。
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おしえて完全版

Heidi, Girl of the Alps (1974) OST 06 Mattete goran (まっててごらん) ED


一発貫太くん』(1977)
評価 : ☆☆☆☆☆
昔の野球アニメは面白そうな作品が結構ありますが、まだまだ観てないものが多くて、本作もその一つです。
家族で結成された男女混合の弱小野球チームの奮闘記ということで、大好きな映画『がんばれ!ベアーズ』にも共通する面白さを持つ作品でした。
監督の母親+8人の兄弟姉妹+犬1匹(!?)の大家族チームが一丸となって頑張る物語は、スポーツものとしても家族のドラマとしても素晴らしいです。
家族の絆は強いと思っている私の価値観にもマッチした大好きな作品です。
胸が熱くなるシーンはもちろん、お騒がせな貫太を中心にしたコメディも面白く、スポ根一辺倒な作品ほどの暑苦しさは無いので、程良いバランスで終始楽しめました。
双子の五子と六子がだんだん可愛く見えてきますし、個人的にも六子が好きでしたね。
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一発貫太くん OP&ED


地球へ…』(1980)
評価 : ☆☆
竹宮恵子の漫画が原作のアニメ映画。
設定はなかなか凝っているし、面白くなりそうな感じはあるものの、ストーリー・ドラマ性ではイマイチ盛り上がりませんでした。
いろんな要素がありつつ、それを一本の映画に詰め込んでいるので、さすがに無理がありましたね。
個人的には少女漫画なら、竹宮恵子作品よりも萩尾望都作品のほうが好きですね。


戦国魔神ゴーショーグン』(1981)
評価 : ☆☆☆
脚本・首藤剛志、演出・湯山邦彦、後に『魔法のプリンセス ミンキーモモ』を作るスタッフによるロボットアニメ。
ロボットの戦闘よりも人間に魅力があり、個人的に紅一点のレミー島田が好きでした。
(声が小山茉美なので『ミンキーモモ』のモモの大人バージョンを連想しながら観てました)
悪役に人気があるようですが、個人的には画一的で深みが無いように思え、あまり魅力を感じませんでした。
80年代ロボットアニメの中では、それなりに面白いけど特筆するほどではないかなという感じです。


『SPACE ADVENTURE コブラ』(1982)
評価 : ☆☆☆
寺沢武一の漫画『コブラ』のアニメ映画。
テレビアニメ版は大好きですが、こちらの映画版は未見でした。
スタッフはテレビ版同様、監督・出崎統作画監督杉野昭夫なので、映像は見応えあります。
しかし、それ以外の面で物足りなく、特に音声・音楽面では、今一つノリきれませんでした。
キャストではコブラ役・松崎しげる、ドミニク役・風吹ジュンは頑張ってはいるものの、やはりテレビ版の野沢那智高島雅羅を知っていると物足りない。
音楽にしても、やはり大野雄二、羽田健太郎が関わったテレビ版が最高ですね。


バブルガムクライシス』(1987)
評価 : ☆☆
近未来のメガ東京を舞台に、美女4人の闇の仕置人・ナイトセイバースの活躍を描いたOVA
絵と雰囲気に関しては凄く好きな作品ですが、お話としては特別面白いわけではないので、基本的には雰囲気アニメって感じです。
戦闘時にハードスーツを着ると、全身スッポリ隠れてしまうのも、個人的にイマイチでした。
しかし、最終回に関しては好きで、私好みの美少女アクションものって感じで良かったです。
ネネが好きなので、最終回はネネがメインだったのも嬉しいところ。


YAWARA!』(1989)
評価 : ☆☆☆☆☆
浦沢直樹の漫画が原作のテレビアニメ。
全124話とかなりの長編ですが、ようやく完走できました。
柔道を軸に、親子三代の確執、友情、恋愛、学校、仕事など、いろいろ扱いながらも各要素は関連し合っていて、無駄は少ないです。
普通の女の子になりたい柔と、柔を世界一の柔道家にしたい滋悟郎の対立も面白い。
誤解とすれ違いを利用した昔ながらのラブコメは、せっかちな最近の人にはもったいぶって見えそうですが、個人的には好物でした。
そして何より主人公の柔が可愛すぎましたし、皆口裕子ボイスが最高です。
主人公である柔がとても好人物として描かれているので、最後まで気持ち良く観られましたね。
絵的にも、柔の服装や髪型がちょこちょこ変化するので、華がありました。
とにかく強い天才少女でありながら普通の女の子になりたいと悩む柔を主役とし、柔に影響される松田さん、富士子さん、花園くんなど、頑張る人達を配置して、とにかくみんなを応援したくなりましたね。
個人的にも、途中から大活躍を見せる富士子さんには胸が熱くなりました。
生活感情に根付いたスポーツものとして大いに楽しめましたし、白熱するシーン、感動的なシーンも多数存在し、とにかく面白かったです。
パステルカラーを基調にした色彩、トレンディドラマのような雰囲気も合わさり、スポーツものでありながら全体的にオシャレな雰囲気があり、間口が広く多くの人にオススメできる作品です。
音楽も良く、OP・EDも名曲揃いです。
先月観た『水色時代』と同じく、ときたひろこ監督作品ですが、こちらも最高でした。
後になって気付きましたが、ときたひろこ氏は『タッチ』『陽あたり良好!』など、あだち充作品のアニメも監督しておられて、なるほど実力は折り紙付きでした。
幸か不幸か、本作のあまりの余韻と、柔の魅力にすっかり心を奪われてしまい、今は他のどのアニメを観ても満足できそうに無いですね。
本当に完走できて良かった作品です。
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きんぎょ注意報!』(1991)
評価 : ☆☆☆☆
猫部ねこの漫画が原作のテレビアニメ。
昔観てた記憶がありますが、ほとんど記憶がない感じなので、今回がほぼ初見です。
元気印のわぴこ、タカビーお嬢様の千歳、空飛ぶ金魚のぎょぴちゃんなど、癖の強いキャラが繰り出すハイテンションなギャグアニメ。
このハイテンションでドタバタした感じが、いかにも90年代ギャグアニメって感じで、とにかく観ていて楽しかったです。
佐藤順一幾原邦彦など、本作の制作スタッフはそのまま後番組の『美少女戦士セーラームーン』にシフトしており、本作の作風が強く受け継がれています。
シリアスな原作漫画『セーラームーン』に『きんぎょ注意報!』のギャグテイストを取り入れたことで、万人が楽しめるアニメ『セーラームーン』が誕生しました。
アニメ『セーラームーン』のギャグは好きなので、そのギャグ成分を集めたような本作は大好きでしたね。
セーラームーン』の世界的人気に貢献したことを考えると、実は凄い作品なんじゃないでしょうか。
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きんぎょ注意報!「わぴこ元気予報!」 FULL

【きんぎょ注意報!】[EDテーマ][スーパーきんぎょ](金魚注意報)(Goldfish Warning!)

きんぎょ注意報! ED2 [ぎょっぴーダンス]


『Sequence シークエンス』(1992)
評価 : ☆☆
みずき健の漫画が原作のOVA
ぼくの地球を守って』と同系統の前世が絡む物語ですが、短い作品なので、設定の割りに小ぢんまりしています。
絵と雰囲気はとても良く、この絵で普通の恋愛ものが観たかったかもしれない。


放課後のプレアデス』(2015)
評価 : ☆☆☆
GAINAXと自動車メーカーSUBARUがタッグを組んで制作されたアニメ。
SUBARUと組んでいるため、主人公たちが乗る杖は、ドライブシャフトをモチーフにした魔女のホウキと言った感じです。
物語は特別面白いとは言えないですが、綺麗な映像とキャラの可愛さが目当てなら十分元が取れる作品です。
月、土星、太陽、銀河系と、星々を巡る冒険はなかなか楽しめました。


大人のためのグリム童話 手をなくした少女』(2016)
評価 : ☆☆☆☆
フランスのアニメ映画。
アニメは本来自由度の高い表現が出来る手段ですが、日本やアメリカのアニメは一部を除けば結構型にハマっています。
その点、芸術の国フランスのアニメは、我が道を往くという感じで個性的です。
独自の作画技法・クリプトキノグラフィー、いわゆる「即興」と言われる手法で描かれた映像は一見の価値有りです。
人物の荒ぶる心情を描いた場面では、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を思い出しました。
海外のアニメを日本に伝えることに精力的だった高畑監督ですから、フランスのアニメに影響を受けた面もあったのでしょうね。
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あさがおと加瀬さん。』(2018)
評価 : ☆☆☆
高嶋ひろみの漫画が原作のOVA
女の子同士の恋愛を描いた百合作品です。
映像・音楽も含めて透明感があり初々しい雰囲気ですが、百合ものとしては、いかにも王道で類型的な内容です。
二人の馴れ初めが無く入りにくかったり、各話がぶつ切りだったりで、全体的な情緒にも欠けます。
短編作品ゆえに物足りない点が多かったですね。

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『フラグタイム』(2019)
評価 : ☆☆☆☆
さとの漫画が原作のOVA
あさがおと加瀬さん。』と同じく佐藤卓哉監督の百合作品です。
『加瀬さん』ほど甘さを前面に出した百合ものではないですが、全体的に繊細で、甘すぎず苦すぎない味わいの本作のほうが気に入りました。
主人公・森谷美鈴の時間停止能力を逃避・内向性の象徴として扱った青春恋愛ものとして、短編作品ながら見応えがありましたね。
村上遥を演じた声優・宮本侑芽の自然で落ち着いた演技も好印象です。
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【フラグタイム】主題歌「fragile」試聴動画【歌:森谷美鈴(CV:伊藤美来)&村上遥(CV:宮本侑芽)】