2020.11.24 アニメ鑑賞録

11月のアニメ鑑賞録です。


《アニメ鑑賞録》

今月初旬はあまりアニメを観る気分じゃなくて、アニメを観たくなった頃に俄に忙しくなってきたので、今回の鑑賞作品は少なめです。
結局アニメもアニメ以外の趣味もそれほど捗らなくて、何だかなぁという感じでした。


今回も古い作品から順番に、現時点での評価を載せています。
今回の鑑賞作品は2010年代が中心です。
星5つは不在で、アベレージは低めですが、どうぞ御覧あれ。


フレッシュプリキュア!』(2009)
評価 : ☆☆☆☆
プリキュア』シリーズの第6作。
シリーズの転換点とされ、現在までに至るシリーズの基礎を築いた、ファンなら避けて通れない作品です。
従来のシリーズより幅広い年齢層を意識した作品であり、女の子の好きな要素を多く取り込み、ファッショナブルな華やかさで見る目を楽しませてくれます。
ダンスが主人公たちの青春の一要素として扱われ、シリーズ恒例の3DCGのエンディングダンスも本作から始まりました。
物語も「四人目のプリキュア」「インフィニティ」など、先の気になる要素で楽しませます。
シリーズ全体に見受けられる弱点として、話数が多いため絵が崩れる部分や話がダレる部分がありますが、本作はシリーズでも優先的に観ておくべき作品と言えます。
キャラ的には、ブッキーこと山吹祈里キュアパインが好きでしたね。
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『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』(2009)
評価 : ☆☆
フレッシュプリキュア!』の劇場版。
劇場版ですが、映像的にテレビ版と比べて特別凄いとは感じなかったです。
おもちゃ絡みのお話も『トイ・ストーリー』の焼き直しみたいで、特別な面白さは無かったですね。
テレビ版に先駆けての「キュアエンジェル」登場が見所でしょうか。


PSYCHO-PASS サイコパス』(2012)
評価 : ☆☆
近未来の管理社会が舞台で、アニメとして一定の質がある作品ですが、過去のディストピア系作品で散々描かれたものの焼き直しに留まり、本作ならではの新味がありません。
SF以外にも名のある作品の模倣が見受けられ、「このエピソードは○○もどきだな」と感じる部分が多く、本作独自の要素がほとんど感じられないのが観ててキツかったですね。
悪い意味で制作者が好きなものを詰め込んだだけの作品という感じでした。
根幹となるシビュラシステムにも疑問が多く苦笑が洩れます。


『ピンポン』(2014)
評価 : ☆☆☆☆
松本大洋の漫画が原作のテレビアニメ。
原作漫画は未読ですが、脚本・宮藤官九郎、主演・窪塚洋介の実写映画版はエネルギッシュで面白かったです。
小綺麗なアニメ化では実写版に対抗できないでしょうから、その点、普通のアニメをあまり作らない湯浅政明監督は適任でしたね。
独自のアート志向がある湯浅監督は、原作付きでもイマジネーションを暴走させるところがあるので、原作ファンからは嫌われてそうですが、個人的にはその暴走っぷりが気に入ってたりします。
しかし、本作に関しては、原作の絵からして荒々しいタッチなので、湯浅監督の作風もマッチしていますね。
人物も背景もラフなタッチで描かれ、随所で挿入される漫画的コマ割カットも合わさり、面白い効果を上げています。
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Ping Pong Op - Tada Hitori (HD)


冴えない彼女の育てかた』(2015)
評価 : ☆☆☆
丸戸史明ライトノベルが原作のテレビアニメ。
熱中できる何か(本作では美少女ゲーム制作)+恋愛という青春ものの定石に沿って展開し、安定して楽しめます。
男一人と彼を取り囲む美少女たちという丸戸史明お得意のハーレムもので、丸戸シナリオのゲームを知っている人にとってはいつも通りといったところですね。
評価の上では特筆する部分は無いですし、題材的に踏み込んだ部分もありません。
…とまあ気取ってみても所詮は俗物である私ですから、女の子がみんな可愛くて絵も雰囲気も好みな本作は、個人的にはかなり好きな作品だったりしますね。
毒舌家で黒髪ロング+黒タイツの霞ヶ丘詩羽先輩はお気に入りキャラ。


花とアリス殺人事件』(2015)
評価 : ☆☆☆☆
岩井俊二監督の実写映画『花とアリス』の前日譚を描いたアニメ映画。
岩井俊二監督作品では『Love Letter』『市川崑物語』が特に好きですが、『花とアリス』も好きで、2000年代の日本の青春映画の中でも代表作の一つと言える作品ですね。
(最新作『ラストレター』は未見ですが今年中に観る予定)
本作では前日譚として、花とアリスの出会いのきっかけとなった事件が描かれます。
タイトルに「殺人事件」とありますが、それほど大仰な事件ではなく、日常の延長の謎解きという感じです。
実写版の花とアリスのとぼけたやり取りが好きなら楽しめます。
本作はロトスコープ形式のアニメで、実写と普通のアニメの中間といった趣ですが、人物のデザインはあまり好感が持てず動きもぎこちないので、これなら完全に実写か普通のアニメで観たかったと最初は思いました。
しかし、あらためて観れば、中学生らしい可笑し味に溢れた内容であり、独特の映像もそんな可笑し味を表現しているように感じられ、地味ながら滋味のある作品であると感じられましたね。
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僕だけがいない街』(2016)
評価 : ☆☆☆
三部けいの漫画が原作のテレビアニメ。
主人公が突如タイムリープするSF要素と犯人探しのミステリー要素を組み合わせた作品。
SF的にもミステリー的にも甘い部分があるものの、サスペンス仕立ての中盤までは特に面白いです。
犯人探しがメインとなる終盤は物足りず、ラストの真犯人との対決もくどいです。
終わってみれば、SF要素はギミックの一つに過ぎず、上手く活用されていない感じでした。
多くのこの手の作品と同じように、竜頭蛇尾で終わりました。
ヒロインは加代の描写に重きを置いているにも関わらず、出番の少ない愛梨が最終的なヒロインだったり、人物配置に違和感あり。
主人公をサポートする女子高生の愛梨は個人的に好きでしたけどね。


冴えない彼女の育てかた♭』(2017)
評価 : ☆☆☆
冴えない彼女の育てかた』の第2期。
前作はメンバーが揃ったところで終了でしたが、今回は最初のゲームの完成から次回作に取り掛かる辺りまでいきます。
コメディ部分は前作同様楽しめますが、本作で増えたシリアス部分は面白くありません。
前作と同じ☆☆☆ですが、前作よりは落ちます。


ペンギン・ハイウェイ』(2018)
評価 : ☆☆☆
森見登美彦の小説が原作のアニメ映画。
実験好きな小学生男子・アオヤマ君と気さくでどこかミステリアスなお姉さんの関係を軸に、ペンギンの群れが出現する怪現象を絡めたファンタジー作品。
比較対象として挙げられそうなのが新海誠作品ですが、現実と非現実の要素の絡め方でも映像的スペクタクルでも、『君の名は。』『天気の子』には及びません。
お姉さんは可愛いし、絵に力の入ったおねショタ作品として楽しめましたが、謎現象の解明は何だかよく分からない感じでスッキリせず、爽快な作品と言い切れません。


冴えない彼女の育てかた Fine』(2019)
評価 : ☆☆
冴えない彼女の育てかた』の劇場版であり完結編。
メインヒロインとなる加藤恵が可愛いものの、前作同様シリアスが面白くなく、さらに御都合主義、甘いハーレム展開もあり、深刻ぶってても何だか滑稽に見えます。
キャラ可愛さで最後まで付き合ったシリーズでしたが、個人的には詩羽先輩とイチャイチャするifとか見てみたいですね。



《幻想万華鏡》

未完の作品なので、上の鑑賞録には入れなかったですが、最近特にハマっていたのが、同人アニメ『幻想万華鏡』です。
同人ゲーム『東方Project』の二次創作アニメで、2011年から現在まで続いている作品です。
ゲームは2、3作かじったくらいで、設定やキャラをざっくり知っている程度の私でもかなり楽しめてますね。
原作愛に溢れた作品なので、原作ファンであるほど楽しめるでしょう。


『東方』の二次創作アニメは他にもありますが、これが一番クオリティが高いと思います。
とある科学の超電磁砲』など、テレビアニメの原画や作画監督を担当した人が監督しているので、絵が綺麗で戦闘シーンもかなり気合いが入ってます。
というか「これが同人アニメなのか!?」と驚くクオリティで、そこらのアニメなんて目じゃないです。
良質なOVAを観ているような感覚でした。
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