2020.7.21 アニメ鑑賞録

何だか毎月の恒例になりつつある、アニメの簡易感想シリーズです。


簡易感想というのも少し味気ない気がするので、「アニメ鑑賞録」と名付けることにしました。
大した内容じゃないけど、名前だけは一丁前になりましたね。


今回も初鑑賞・再鑑賞を問わず、最近鑑賞した作品を古いものから順番に、現時点での評価も載せておきます。
と言っても、今回の再鑑賞は『美少女戦士セーラームーンS』のみで、他は全部初鑑賞になります。


『立体アニメーション 家なき子』(1977)
評価 : ☆☆☆☆☆
出崎統監督による「世界名作劇場」風の作品。
タイトルに「立体アニメーション」とあるように、近景と遠景を別々にスクロールさせることにより、立体的な映像を表現。
これにより自然の雄大さが強調され、フランス各地を巡る旅情は抜群です。
あまりにも不幸な境遇に鼻白む部分もありますが、たくましく生きるレミの強さ、長い旅路の果ての結末には素直に感激しました。
ラストも単なるハッピーエンドでなく一捻り加えるところに、後の作品での出崎統流の美学の片鱗を感じられました。
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家なき子 OP


『究極超人あ~る』(1991)
評価 : ☆☆☆
原作はゆうきまさみ作品でも定評のあるギャグ漫画で、このOVAは原作の後日談なので、一応原作読了後に視聴推奨です。
個人的にゆうきまさみのギャグと少し相性が悪いのと、私自身ディープなオタクではなく作中のネタも完全に理解できていないので、心底楽しんだと言えば嘘になりますね。
それでも、終盤の自転車10人乗りで疾走するシーンは観ていて愉快でした。
さんごの声優・笠原弘子が歌うED『くちびるにメモリー』はお気に入り。

くちびるにメモリー


天地無用!魎皇鬼』(OVA第1期) (1992)
評価 : ☆☆☆☆
天地無用!』シリーズの中でも一番最初のOVA
テレビ版『天地無用!』『魔法少女プリティサミー』は昔観てましたが、OVAは未見でした。
いわゆるハーレム系の代表的作品で、派生作品も多数存在します。
ハーレム系はそんなに好きではないですが、最近の飽き飽きしたハーレムとは違う魅力がある本作は好きですね。
OVAだけあって、映像も綺麗です。
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Renai No Sainou @ Tenchi Muyo! Ryo-Ohki ED


ブラック・ジャック』(1993)
評価 : ☆☆☆☆☆
最近の鑑賞作品の中でも一番のお気に入りです。
手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』を最初にアニメ化したOVA
スタッフは監督・出崎統作画監督杉野昭夫のお馴染みの黄金コンビです。
大好きな原作を大好きなスタッフがアニメ化、これほど幸せなことはないです。
他のアニメ作品よりも医療描写は本格的で、原作よりも大人向けの作品に仕上がっています。
5月に鑑賞した『華星夜曲』『おにいさまへ…』に続いて、今月の『家なき子』『ブラック・ジャック』と出崎統が4打席連続ホームラン!
出崎統監督は日本アニメ界の天才です。
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Just Before The Sunrise歌詞つき


美少女戦士セーラームーンS』(1994)
評価 : ☆☆☆☆☆
再鑑賞ですが、最近特にハマっていた作品です。
シリーズお馴染みのメンバーに加え、天王はるか海王みちる土萠ほたる等の存在感の強いキャラが魅力的で、より面白くなりました。
外部太陽系戦士が関わるシリアスなストーリーは、シリーズでも特に見応えあり。
テレビシリーズでは、本作から幾原邦彦が本格的に監督を務め、耽美な魅力が発揮されています。
セーラームーン』シリーズや『少女革命ウテナ』など、90年代の幾原邦彦の仕事ぶりは素晴らしい。
シリーズ代表作として、星を5つ進呈します。
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天地無用!魎皇鬼』(OVA第2期) (1994)
評価 : ☆☆☆
続編ですが、ちょっとマンネリしてきました。
OVA第1期に比べると、絵も崩れてきたような。
内容はテレビ版のほうがハジケてて面白かったような記憶があります。


『ペットショップ・オブ・ホラーズ』(1999)
評価 : ☆
夏と言えばホラー、なのでホラーアニメその①。
笑ゥせぇるすまん』のペットショップ版といった雰囲気。
別段怖くないですし、他の魅力も見出だすことができませんでした。


学校の怪談』(2000)
評価 : ☆☆
ホラーアニメその②。
実写映画版『学校の怪談』は、怖くはないけれど面白可笑しさ満載の名作でした。
アニメ版の本作は実写版の面白さには及びません。
子供向けホラーとしては良くできてたと思います。


マインド・ゲーム』(2004)
評価 : ☆☆☆
湯浅政明監督作品の中でも、映像のサイケデリック度は一番かも。
ただし、物語はぶつ切り感あり。
それでも、映像によりトリップさせる感覚は気持ち良かったです。
ピノキオ』のような、クジラの体内からの脱出シーンは圧巻でした。


HELLSING OVA』(2006)
評価 : ☆☆
原作ファン、アニメファンからも評判の良いOVA
ですが、戦闘や殺戮のシーンばかりで大したドラマも無いので、わりとすぐ飽きてしまいました。
あと登場人物みんなヘラヘラしすぎ。


『劇場版 チェブラーシカ』(2010)
評価 : ☆☆
ロシアの人形アニメチェブラーシカ』の日本版。
ちょうど親戚の家に行った時に鑑賞しました。
子供は楽しく観ていたものの、個人的には内心全然物足りなかった。
昔観たオリジナルのロシア版はもっと魅力があったように思います。
今度機会があればオリジナルを観たいですね。


アイカツ』(2012)
評価 : ☆☆☆
アイドルアニメが観たくなったので、『プリティーリズム』シリーズか『アイカツ』シリーズのどちらかで悩んで、主人公の星宮いちごが気に入った『アイカツ』にしました。
歌や躍りだけでなく、アイドルとしての芸能活動全般を扱っている点は良いです。
終始明るく楽しい内容ですが、大人が観るには起伏や刺激が少なく感じました。


ワンパンマン』(第1期) (2015)
評価 : ☆☆☆
どんな強い敵でもワンパンで倒すサイタマTUEEEを楽しむアニメ。
サイタマ以外のヒーローは、サイタマが現れるまでの前座です。
3話くらい観て一度お腹いっぱいになりそうでしたが、意外と最後まで楽しめました。
戦闘シーンは良く出来ていて、観ていて楽しい作品でした。
ヒーローでは数少ない女性キャラの戦慄のタツマキちゃんが可愛かった。


昭和元禄落語心中』(2016)
評価 : ☆☆☆☆
落語家が監修してるだけあり本格的な落語アニメ。
第1話こそ与太郎を主人公として始まりますが、全13話のうち第2~13話の前半までの大部分を師匠の過去話が占め、師匠が実質の主人公です。
この過去話が面白くて、菊比古、助六、みよ吉の三人の関係が魅力的でした。
ベテラン声優の活躍が目立ち、メインの石田彰山寺宏一はもちろん、林原めぐみも好演でした。
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林原めぐみ「薄ら氷心中」Music Video


昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』(2017)
評価 : ☆☆☆
第1期は断然気に入りましたが、第2期は1ランク落ちます。
主人公の与太郎がメインの話に戻りますが、やかましいばかりの与太郎は魅力に欠け、過去編の師匠や助六に比べると格が落ちるため、あまり気勢が上がりませんでした。
それでも11話は好きでしたね。


宝石の国』(2017)
評価 : ☆☆☆☆
今回の鑑賞作品の中でも、お気に入り度が高いです。
全編CGアニメーションで制作されていて、基本的にCGアニメは手描きアニメに比べると馴染みにくいのですが、本作のCGは良く出来ています。
登場する宝石たちのデザインは好感が持てるもので、観ているうちに可愛く感じてきて、段々CGアニメであることを忘れるくらい馴染んできます。
宝石ならではの特性を表現する手段としても、CGアニメという選択は正解でしたね。
宝石たちは見た目は女性的だけど、中身は中性的だったり男性的だったりで、一人称「ぼく」の「ボクっ娘」が多いのもポイント。
個人的なお気に入りキャラはダイヤモンドです。
是非2期をやってほしい作品です。
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TVアニメ『宝石の国』OPテーマ「鏡面の波」MV


ワンパンマン』(第2期) (2019)
評価 : ☆☆
制作会社がマッドハウスからJ.C.STAFFに変更。
そのため、絵の迫力が弱まって、戦闘シーンの見応えが薄くなりました。